新型コロナウイルス感染症について、扱いがだいぶ変わって来ますね
そうですね。
段階的に変更、緩和されるものがあります。
薬局目線で少し考えていこうと思います。
変わること
2023年5月8日より感染症法による分類で2類感染症相当だったのが、5類感染症に変わります。
この変更が、大元になりますが、特例ですぐには変更しないこともあります。詳しく見ていきましょう
疾患の呼称
新型コロナウイルス感染症から「コロナ2019」になります。
COVID-19が医学的に使われている呼称ですが、それに近い形なので違和感は少ないのではないでしょうか。ちなみに19や2019は感染がはじまった2019年を意味しています。
3年も経ち、いつまでも「新型」ではないのでいい変更だと思います。
無料検査事業の終了
薬局における無料検査事業は終了になります。
都道府県によって時期などに差はありますが、いづれも5類感染症になる5/7までには終了になる予定です。
都道府県ごとの対応はコチラ↓
各都道府県の無料検査事業サイト
ただし、感染不安から検査が必要な場合は検査ができるところが全て終わりというわけではないので有料でできるところを探すといいでしょう。
有料で検査できるところはコチラ↓
自費検査を提供する検査機関一覧|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
全国旅行支援事業もまだ継続するようで、陰性証明が必要なこともあるかと思います。
出張や旅行、帰省のときには自身や相手側のためにも検査しておくと安心ですよね!
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陰性証明書はいらないけど、感染不安や、自身の体調チェックとしては抗原検査キットの販売は継続されるので、そちらで対応するのもいいでしょう。
変わらないこと
治療費について
コロナウイルス感染症の治療について、現在は全額公費負担です。
5類感染症になっても、新型コロナウイルス感染症の治療薬についてはすぐに通常の保険扱いというわけではなく、9月末までは今まで通り公費での対応になります。
薬局で扱う薬として対象となるのは、ラゲブリオカプセル、パキロビッドパック、ゾコーバ錠です。
非常に高額な薬がなので、公費での対応の継続はありがたいですね
それ以外の薬は、通常の治療と同じように保険診療になります。
ワクチン接種
こちらも秋までの間は公費で行います。
しかし今後はインフルエンザ同様、自費になっていく可能性が高いです。
国の公費ではなく、自治体ごとの助成などで対応していくこともあるかもしれませんね。
マスクについて
マスクについては屋外や人の少ないところでは原則、不要になります。
しかし、病院や薬局は体調が悪い方が来られることが多く、感染予防対策としてまだまだ必要と考えられます。
身体的距離が確保できる屋内 | 身体的距離が確保できる屋外 | 身体的距離が確保できない屋内 | 身体的距離が確保できない屋外 | |
---|---|---|---|---|
会話を行う | 着用を推奨する | 着用の必要はない | 着用を推奨する | 着用を推奨する |
会話をほとんど行わない | 着用の必要はない | 着用の必要はない | 着用を推奨する | 着用の必要はない |
その他
感染者数の公表
薬局に直接は関係ありませんが、新規感染者数の報告が全数ではなくなります。つまりインフルエンザと同様に大体の数ということになります。
そもそも今までも正確な数字かどうか怪しい面はありましたし、もはや正確な数に意味はないので、保健所などの負担を考えるとそれでいいのかと思います。
対策を取るうえで感染が拡大期なのか、終息期なのかの動向は把握しておく必要はありそうですね
行動制限
入院勧告や自宅療養などの行動制限ができなくなります。法的な拘束力はなくてもインフルエンザ同様に周りにうつさないためにも、自主的に必要な休養は取るべきとは思います。
各自の判断にゆだねれるわけですね
まとめ
薬局としては無料検査事業がなくなること以外、特に変わらなそうですね?
そうだね、ウイルス自体が変わるわけではないですしね。
でも、今後変わってくるかもしれないので、そこらへんは確認が必要ですね