今日はおくすり手帳についてお話ししたいと思います
おくすり手帳はたくさん持ってるぞ?
こっちが内科用で、そっちが皮膚科用で・・・
わたしも○○薬局でもらうときの手帳と、△△薬局でもらうときの手帳と分けてるわ
おくすり手帳は、病院や薬局ごとに分ける必要はありません
どこの薬局でも共通して使えます
むしろ一緒にしておいた方がメリットは大きいです
もう少し詳しくお話していきたいと思います
おくすり手帳のメリット
おくすり手帳はその名の通り、飲んでいるお薬の記録です。
よっぽどのこだわりがない限り、1冊の手帳にまとめることで、その人のお薬の歴史がわかり、薬局では薬剤師とのやりとりが非常にスムーズになります。
しいてはこれが、適切な医療を受けること、ご自身の身を守ることにもつながってきます。
使い終わった、過去の手帳も、あとで見返す可能性もあるので
捨てずにとっておくことをおすすめします
時系列でお薬の内容がわかる
複数の病院に行ってる場合の飲み合わせ、引っ越しなどで病院が変わった場合など、お薬の名前を憶えていなくても、何の薬を飲んでいるのか伝えることができます。
いつも同じ薬だけど、それでも毎回おくすり手帳はいるのかい?
最新の日付で記録があれば、今も飲んでいる、
継続して飲んでるということがわかります
過去に飲んでた薬がわかる
仮に今は飲んでいなくても、以前飲んでた薬なども確認することができます。
あの時、あの薬飲んだけど、名前なんだったけかな~みたいな時も、おくすり手帳見れば一発です。
災害時に役に立つ
災害時、病院や薬局なども大変混乱しています。電気が使えなければパソコンも使えず、飲んでいる薬の確認ができません。
こんな時、意外とアナログの手帳が役に立ちます。
自身の緊急時に役に立つ
これは滅多にないことかもしれませんが・・・
例えばご自身が、事故などで急に病院に搬送されたとき、処置に使う薬と普段飲んでいる薬との飲み合わせなどを(仮に本人の意識がなかったとしても)することができます。
お薬代が安くなる
これは調剤薬局でお薬をもらう場合、他の条件もありますが、定期的に(3カ月以内)に行ってる薬局であれば、おくすり手帳を持参、提示することで、3割の場合で40円ほど安くなります。
これはおくすり手帳の持参を促す目的もありますが、薬剤師側の立場としても、持ってきてくれると非常に助かっています。
おくすり手帳のデメリット
常に持参がめんどくさい
正直、デメリットはこれくらいなのかなって思いますが、持っていくのは忘れますよね。
対策としては・・・
- 保険証などと一緒にしておく
- (車移動がほとんどなら)車に置いておく
- スマホのアプリ(電子おくすり手帳)で管理
おくすり手帳として十分な役割は果たせないですが、おくすり手帳のシールを財布に忍ばせておくというのも1つかもしれません。
プラスαの活用方法
もらってるお薬の記録だけでも十分役割を果たしていますが、より活用する方法があります。
おくすり手帳にはご自身で記入してもらっても大丈夫です。
副作用歴、アレルギー歴を記録する
毎日のことではないので、時間がたつと忘れていってしまいがちですが、お薬を飲んで(使って)合わなかったものについては、お薬の名前と簡単な症状は記録しておくといいでしょう。
副作用が発覚した病院などでは記録しておいてくれますが、全く違う病院で、過去に副作用が出たお薬が処方されることがありますし、薬の名前は違うけど、副作用が出る可能性が高いものもあります。
ほとんどの場合、おくすり手帳のはじめのページに記録するところがあります。
どれくらい残ってるか記録する
いつももらっている薬でも、受診のタイミングや飲み忘れなどで残ってきてしまう事があるでしょう。薬によっては調節しながら服用しているものもあるかもしれません。
そんな時には記録しておいて、医師や薬剤師に伝えることでもらいすぎ、もらい忘れを防ぎ、適切な量を処方してもらうことが可能です。
症状や体調の変化を記録する
どんなときにもらった薬か、またその薬を使用してどうだったか記録を残しておくことで、あとで見返したときに参考になります。
必ずしも効果が十分だったとも限らないので、そういった情報を受診の時に医師に伝えるとそのことを踏まえてお薬を処方してもらえます。
OTCやサプリメントを記録する
薬局でもらう薬だけではなく、OTC(一般用医薬品)やサプリメントについても記録しておくことで、飲み合わせの確認をしてもらえることがあります。
薬品名を憶えていないと直接、口頭で確認するにも難しいので、その備忘録にもなります。