まだまだコロナ患者が多い状態が続きますね
そうですね、いつまで続くのかしら?
でも新型コロナウイルスの流行りはじめと比べるとだいぶ状況が変わってきたかな?
どういうことですか?
例えば、リスクが高い人限定だけど、治療薬が出てきたのと、
検査するところが増えたことかな?
早期発見ですね!
医療と経済活動の両立を目指せますね!!
まだまだ課題は多いですが、コロナとうまく付き合っていくのが今の考え方かな?
今回は薬局で無料で受けられる検査事業について説明していくよ
無料検査事業について
都道府県の事業として検査をすることができます。
費用も都道府県の負担のため、無料で行うことができます。
この事業による検査は薬局だけではなく、他にもやっているところはありますが多くの薬局が参加しているので取り上げてみました。
多少、都道府県によって異なりますが概ね同じです。
検査を行えるところは以下のページを参考にしてください。
ただし、薬局での検査は診断目的ではありません。
薬局で行える検査の目的大きく分けて2種類あります
- 旅行やイベントへの参加のための陰性証明が必要な場合
- 感染不安からの検査(症状がある場合や、濃厚接触者とされている場合は対象外です)
職場や学校で検査を受けてくるように言われた場合や濃厚接触者と言われた方、陽性者と同居家族の場合は対象外となります。
無料検査事業としては検査ができないため、自身で抗原検査キットを購入して検査をしてください。
検査の対象になる方
検査パッケージの場合(ワクチン検査パッケージ・対象者全員検査等定着促進事業)
3回目のワクチン接種をやっていない方が飲食、イベント、旅行などの参加する場合に、陰性の結果を確認する必要がある場合です。
※3回目のワクチン接種が済んでいる方も高齢者や基礎疾患を有する方との接触がある場合で検査結果を求められた場合は無料検査の対象になります。
ワクチン接種を3回やってる方はその証明があれば大丈夫というところが多いので、その代わりといったところでしょう。
感染不安による場合(感染拡大時の一般検査事業)
感染拡大時でも対人接触の機会が多い環境の方、職場や学校で陽性者との直接の接触はなかったけど出た場合、感染者の周辺で濃厚接触者と特定されなかったけど、不安な場合などがあります。
やはり症状がない場合に限ります。
症状がある場合は発熱外来またはかかりつけ医に相談しましょう。
一般検査事業の方については対象は少しグレーなところではありますので、対象となるかどうかは直接、問い合わせてみてください。
検査するところによってPCR検査だったり抗原検査だったりしますが、薬局でやる場合は抗原検査のところが多いかと思います。
PCRと抗原検査ってどう違うんですか?
いまいちよくわらかなくって・・・
PCR検査と抗原検査の違い
PCR検査とはウイルスの遺伝子を増幅させて測定します。増幅させる分、時間がかかってしまうのが難点です。
陰性証明として、有効な期間は検査当日から3日間です。
それに比べて抗原検査とは比較的簡単にでき、結果もその日のうちにわかります。
感度はPCRに比べて落ちますが、結果が出るのが早いというのは大きなメリットです。
有効期間は検査当日と翌日です。
抗原検査の方が有効期間が短いので、陰性証明が必要な場合は当日か前日にやらなければならないので、それを踏まえてスケジュールを組むといいでしょう
似たもので、抗体検査というものがありますが、新型コロナウイルスに対する抗体を持ってるかの検査です。
ワクチン接種や感染した場合に抗体ができるため、ワクチン接種の効果やなどに役立ちますが、これは疫学調査的なもので、臨床上使うことはありません。
PCR検査 | 抗原検査 | |
測定するもの | ウイルスの特定の遺伝子配列 | ウイルスの特定のたんぱく質 |
精度 | 高い | PCRに比べると低い |
方法 | 主に唾液 | 主に鼻腔 |
時間 | 翌日以降 | 即日(30分ほどで結果が出る) |
証明期間 | 検査日から3日間 | 検査日ともう1日間 |
陽性判定が出たら
検査で陽性が出たら、医療機関に受診しましょう。
かかりつけ医がある場合はそちらを受診、ない場合は発熱外来へ連絡をしましょう。
病院に受診する場合も、行く前に電話をしてからの方にしましょう
陰性判定が出たら
陰性判定が出たら、ひと安心・・・ですが、今の時点で、人にうつすほどのウイルスを持っていないというだけで、明日はわからないです。
つまり、油断しないようにしましょう!!ということです。
旅行やイベント参加のための陰性証明のための検査の方は、これで行くことができます。
気を付けてお出かけくださいね
ホントに検査をやる必要があるのか?
ここまで検査について説明してきましたが、いまいちど、ホントに検査をするべきか考えていきたいと思います。
えー今さら・・・?
定着促進事業については、イベントなどに参加するための陰性の結果証明が必要な場合は受けるべきだと思います。感染予防と、経済活動のバランスも考える必要があるのでしょう。
一般検査事業の感染不安のための検査は、特に何か予定があるわけではなければあまり積極的に受ける必要はないんじゃないかなと個人的に思います。もちろん、どうしても不安ということもあるでしょう。しかし、「無料検査を受けられる=無症状、濃厚接触者ではない」という状況なので、その状況で検査をしても陰性になる可能性が高いので、やはりやる意味は薄いと思います。
仮に陽性だった場合は、改めて受診しなければならないし、陰性だったとしても、翌日も大丈夫という保証はありません。でしたら、気を付けて行動をして、症状が出たときに備えておく方がいいのかもしれません。
ー9/4追記ー
8/31で定着促進事業は終了になりました。詳しくはこちら↓